啓明舎(けいめいしゃ)|難関中学受験名門/サッカー協会の指導理念

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サッカー協会の指導理念


新入生のクラスで「将来なりたい職業」を聞いてみた。4,5年生は男女とも「医者」が一番多いが、3年生は男子が「サッカー選手」、女子は「パティシエ」や「デザイナー」が多い。
我々の世代はスポーツといえば野球だったので、「野球選手」という答えが皆無に近いことが無念でならない。
しかも、退塾・転塾の理由で最も多いのが「サッカーの練習日と塾の授業が重なるから」ということもあり、ずっとサッカーを目の敵にしてきた。サポーターとやらが、日本代表の青いユニフォームを着て街で大騒ぎしているのをみるたびに、「それはもともと我らが中日ドラゴンズのカラーだぞ」と心の中で舌打ちをしていた。

しかし最近、仕事の関係でJFA(日本サッカー協会)のウェブサイトを調べて驚いた。6歳以下(U-6)、8歳以下(U-8)など、子供の発達段階に応じた練習方法や指導理念が詳しく説明されているだけでなく、子供たちが本当にサッカー大好きになるために、親や指導者などまわりの大人が、どういう姿勢で子供たちに接すべきかが、熱く、温かく、真摯に語られている。おそらくはサッカー先進国であるヨーロッパや南米の指導理念を参考にしたものなのだろうが、書かれていることは文句なく正しいし、私の知る限り、少年野球でこれだけ素晴らしい教育論が語られているものはない。

中でも一番のお気に入りは「合言葉はPlayers First!」という小冊子の冒頭に掲げられた、オシム・元日本代表監督の
「今日の結果ではなく、明日子どもがどんなプレーをするかを楽しみに指導すること」という言葉だ。
先日の父母会でもこの一節を引用したが、読み上げるだけで胸が熱くなってくる。
体に染みついた野球愛を捨てていまさらサッカーにくら替えするつもりはないが、少なくとも、もっと素直にサッカー少年たちの夢を応援してあげたいという気持ちになった。