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周囲で見守る大切さ

スポーツクラブに入会するのは3回目。週1回、3、4時間だけの利用だが、それでも3カ月継続し、体脂肪率も5%近く下がったのだから、ちょっとだけ自分を褒めてやりたいと思っている。
前の2回は「マシンもスイミングも」と欲張って、プールのある大型店を選んだのが失敗だった。
今回はビルの1フロアだけの小規模なジムで、受付に2人、インストラクターも2、3人しかいない。
客が少ない平日昼間ということもあるのだろうが、
すぐに顔と名前を覚えてもらい、「後藤さん、頑張ってますね」「いいフォームですね」とおだてられると、定番の褒め褒め作戦だと承知していながら、悪い気はしない。

塾の卒業生保護者アンケートでも、「何百人も生徒がいるのに、子供の顔と名前だけでなく親の顔まで覚えて、いつも声をかけてもらえることがうれしかった」という回答が一番多い。
中学校見学でも、校長先生が廊下ですれ違う生徒に名前を呼んで声をかけたり、「(塾の卒業生の)A君は野球部で頑張っていますよ」と話してくれたりすると、「この学校なら預けても安心だな」と思う。

人間は、自分の顔と名前を覚えてくれる人や自分の存在を認めてくれる人が周囲に大勢いると悪いことができないものだ。僕だって、誰が見ているわけでもないのに、昼のトンカツ定食は小ライスにし、夜遅くの炭水化物は極力減らすようになった。トンカツを食べなくなるほどストイックではないが、それでも「体脂肪率、下がりましたね」と一緒に喜んでくれる人がいると、ある程度の努力は継続できる。

自分の顔と名前を認知してくれる人がいないことが、インターネット社会における孤独化や犯罪の増加につながる。
学校や塾がその轍(てつ)を踏んでしまったら、子供たちは間違いなく我慢や努力ができない人間になってしまう。
少しだけへこんだような気がする自分のおなかをさすりながら、そんなことを考えた。