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教え子の笑顔で助言

私たちの塾は毎年20校程度を選び、塾主催の小規模な学校訪問会を実施している。
今は、超難関校や名門大学の附属校を除けば、大半の私立中学は30~40人程度しか集まらなくても、
快く訪問会を引き受けてくれる。数百人が参加する学校主催の説明会とは違い、じっくりと授業風景を見学し個別の質疑応答もあるので、本当にありがたい。何よりの喜びは、教え子と再会する機会があることだ。
先日訪問した女子校のA中学では、4時限目が終わるや否や、3人の1年生が廊下を走って駆けつけてくれた。
「学校、楽しい?」と聞くと、「体育祭、超ヤバいよ~」「うん、ヤバ過ぎる~」と大はしゃぎ。
何を言いたいのかよくわからなかったが、「楽しくて仕方ない」ことだけは伝わってくる。
後日、教頭先生から「先生が帰った後、3人ともスキップしながら教室に戻って行きましたよ」と聞いて、またうれしくなった。男子校のB中学では、教え子全員に「(後)先生が来るから昼休みに小会議室に集合」という回状が回されていた。ホームルームを抜け出して集まってくれた教え子約20人は、保護者の質問にも照れくさそうに、でもハキハキと答えてくれて、全員大満足の訪問会になった。今はどこの中学も、凝りに凝った説明会資料や学校紹介映像を用意しており、参加した保護者は「どの学校も気に入ってしまい、どうやって志望校を絞り込めばいいのか悩んでしまう」と口をそろえる。
私たちも毎年、全ての学校を訪問して密着取材をする余裕はない。結局、「どっちがお薦めですか?」と聞かれたら真っ先に思い浮かべるのは教え子たちの笑顔だ。どんなに立派な施設や海外研修プログラムを見せられるより、「お預かりした生徒はこんなに元気に過ごしています」「本校の一番の自慢は生徒ですよ」というメッセージが教え子たちの笑顔から伝わってくる、そんな説明会が保護者の心を捉えないはずがない。